健康診断

定期的に健康診断を受けることは、元気に日常生活を送る上で重要なことです。
しかし、健康診断を受けても医師の説明がないとどこが悪かったのか、どんな病気の疑いがあるのかが判らないこともしばしばです。
ここでは、健康診断でわかる動脈硬化に関わっている項目の指数の見方などについて解説していきます。

診断結果がわかる! 健康診断の項目の見方

動脈硬化をはじめとする病気を確実に完治させるには、早期発見が重要になります。

自覚症状が出る病気ならばまだしも、症状が進行しないと自覚できない病気や自覚症状がないまま進行する病気があるため、早期発見には健康診断が欠かせません。

動脈硬化に関わる診断項目と見方

健康診断で調べられる項目は多岐にわたり、把握するのが難しいものです。

特に原因が複合化しやすい動脈硬化の場合、関連する診断項目も多くわかりにくくなってしまいます。

どのような項目が動脈硬化にかかわり、どのように見ればよいのかを紹介していきます。

血圧

心臓が血液を押し出す勢いの強さである血圧は動脈硬化などの病気の原因にも関わりがあります。

成人の血圧の標準値は120〜140mmHg/80〜90mmHgとなっています。
140mmHg/90mmHgを越えると高血圧となります。

高血圧の状態が続くと血管内部に損傷が起こるなど動脈硬化の発病リスクが大きくなります。

コレステロール値

コレステロールは細胞膜の材料として代謝活動に欠かせない物質です。
しかし、血中濃度が一定量を越えるとアテローム性動脈硬化の原因となってしまうのです。

健康診断では血液中の総コレステロール値(T-cho)と善玉コレステロール値(HDL)・悪玉コレステロール値(LDL)の三項目が扱われます。

総コレステロール値の標準は120~230mg/dLとなっていて、善玉コレステロール値は40〜80mg/dL、悪玉コレステロール値は0〜150mg/dLです。

「コレステロール値は低いほど良い」と考えられがちですが、細胞の新生にも関わっている物質なので低すぎるのも健康には良くないという研究もあります。

動脈硬化指数

動脈硬化指数(AI)はコレステロール値から割り出される動脈硬化のリスクの目安です。

計算式は「(総コレステロール値―善玉コレステロール値)÷善玉コレステロール値」で、3~4が標準となっています。4以上の人は動脈硬化の恐れが高いので注意するようにしましょう。

中性脂肪

脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪(TG)はエネルギー源として重要な意味を持っています。

しかし中性脂肪が標準より多いと肥満の原因になり、コレステロールと共に動脈硬化の原因となってしまいます。

血中の中性脂肪の標準値は30〜130mg/dLとなっています。

血糖値

脳や筋肉のエネルギー源となるブドウ糖の血中濃度を表す血糖値は、高すぎると糖尿病を発症するリスクが高まります。

血糖値の標準は70〜110mg/dLで、110~125mg/dLが境界型という高血糖状態になります。

尿酸値

タンパク質の消化吸収過程における最終生成物質である尿酸は、抗酸化剤としての働きを持っていますが一定量を越えると痛風や動脈硬化の原因になってしまいます。

血液中の尿酸値の標準は1.5〜7.0mg/dLとなっていて1.5mg/dL以下は低尿酸血症、7.0mg/dL以上は高尿酸血症となります。

高尿酸血症では痛風や動脈硬化のリスクが上昇し、低尿酸血症では尿路結石のリスクが高まることがわかっています。

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