高血圧

心臓から全身に血液を送りだす勢いの強さである血圧は、血管障害の原因となることがあります。
特に動脈硬化との相性が強く、動脈硬化の発症原因だけでなく合併症を引き起こす原因ともなるのです。
高血圧の判断基準や原因、予防法や治療法について解説していきます。

動脈硬化を招く高血圧の原因と対策

血流の勢いを表す血圧は、全身隈なく血液を送り届ける為にも一定の強さが必要となります。
血圧が弱すぎると心臓や血管に負担が掛かりやすくなり、血圧が強すぎると血管内部や毛細血管が傷つきやすくなり血管障害の原因となってしまいます。

血圧が強い状態である高血圧はどのような原因で起こるのでしょうか。

高血圧の定義

高血圧と一口に言うものの、「どの様な状態を高血圧と定義するのか」を把握していないものです。

血圧の標準値は上が120〜140mmHg、下が80〜90mmHgとなっています。
つまり上が140mmHg以上、下が90mmHg以上であった場合高血圧として認定されます。

高血圧には、140~159mmHg・90~99mmHgの掬拗盞谿機160~179mmHg・100~109mmHgの凝拗盞谿機180mmHg以上・110mmHg以上の慧拗盞谿気あります。

高血圧の原因

高血圧が起こる原因は一つではありません。
様々な要因によって起こる「本態性高血圧症」とホルモン異常を伴う病気を原因とする「二次性高血圧」があります。

本態性高血圧症が起こる要因には「親からの遺伝」「ストレスの蓄積」「食生活」などが挙げられます。
これらの要因が複雑に絡み合うことで高血圧が起こるというのが本態性高血圧症なのです。

二次性高血圧の場合、褐色細胞腫や高カルシウム血症などの病気が原因となります。

高血圧と動脈硬化の関係

高血圧と動脈硬化は強い繋がりを持っているといえます。
高血圧を患うと、血流の勢いが強くなり血管の内部に与える負担が大きくなります。
水に高圧を掛けると金属を切断できるように、高血圧の血流は血管に微細な傷を生じさせるのです。

血管内部の傷は血液中の血小板の働きによって修復されますが、高血圧のままだと修復される傍から損傷を繰り返すのでやがて動脈硬化を引き起こします。

逆に動脈硬化から高血圧が引き起こされる場合もあります。
動脈硬化の症状で血流が妨げられている部位があると、心臓は血圧を強めて力ずくで血流を維持しようとします。

このように、高血圧と動脈硬化には相互関係があるのです。

高血圧の予防・改善

高血圧を予防し改善するには、生活内容の見直しが物を言います。

高血圧の多くは本態性高血圧症であり、食生活や生活習慣が発症の要因となっているのです。

塩分制限

高血圧の原因としてよく言われるのが「塩分の摂り過ぎ」です。
塩分は浸透圧の作用で体内の水分を維持する働きを持っていますが、同時に血液の量を増やす働きがあります。

血液量が増えると、増えた分だけ心臓は血圧を強めなければならなくなります。
日本人の平均塩分摂取量は一日あたり11~12gとなっていますが健康を考えると10g以下、高血圧症状がある人は7g以下に抑えるようにするべきと言われています。

また、塩分の排出効果を持つカリウムの摂取も塩分制限に効果的です。カリウムはトマトやキャベツなどの野菜類や豆類に多く含まれています。

運動療法

高血圧を予防・改善するためには、運動療法が欠かせません。
運動で汗をかいて水分と塩分を体外に排出する効果だけでなく、高まった血圧を低下させる効果も期待できるからです。

初期の掬拗盞谿気任△譴弌⊃事療法と運動療法で改善できます。
高血圧に適した運動としてはウォーキングや水泳などの有酸素運動が挙げられます。

一日30分程度の運動を毎日欠かさないようにしましょう。

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