肥満

体重が増えて見た目が変わる肥満は、世の女性たちの敵であると同時に老若男女を問わない健康の大敵といえます。
肥満状態が続くと、動脈硬化や糖尿病などの発病リスクが上昇してしまうのです。
肥満の原因や種類、動脈硬化などの病気との関係などについて紹介していきます。

太ると動脈硬化になる? 肥満との関係

体脂肪の増加によって起こる肥満は、だらしなさや不快感を見る人に与えるなどのマイナスイメージの温床となるだけでなく健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。

場合によっては動脈硬化の原因ともなってしまうのです。

肥満の定義

肥満は、「体重(kg)÷身長(m)の二乗」で算出されるBMI指数を判断基準とします。
標準体型の場合、BMI指数は22となります。

BMI指数が25以上の場合、肥満と判定されます。

BMI指数は本来、「体型的に最も健康な状態を維持出来る身長と体重」を示す為のものですが、肥満かどうかを判断する基準として扱われています。

肥満の種類

一口に「肥満」といっても、医学的には幾つかの種類に分類されます。

一般的に肥満と言われる運動不足や食べ過ぎで起こる「内臓脂肪型肥満」、女性に多く見られる「皮下脂肪型肥満」、病気や薬の副作用によって起こる「症候群肥満」、テレビ番組などで見られる生活困難な域にまで達した「病的肥満」などがあります。

最も多いのが内臓脂肪型肥満で、皮下脂肪型肥満と違って男女を問わないのが特徴ともいえます。

肥満によって起こる病気

近年話題になっているメタボリックシンドロームなど、肥満は病気に深い関係があるものといえます。

肥満の原因となる内臓脂肪は、身体の調子を整える為のホルモンを分泌する働きを持っています。
しかし、肥満状態になると内臓脂肪は「アディポサイトカイン」というホルモンの分泌に異常が発生します。

アディポサイトカインには食欲制御ホルモンや血圧を上下させるホルモン、インスリン分泌に関わるホルモンや血管修復効果のあるホルモンなどがあります。

これらのホルモンが過剰分泌されたり分泌が抑制されたりすることによって、動脈硬化や高血圧・糖尿病などが起こりやすくなってしまうのです。

肥満の予防・治療

肥満も度を過ぎれば、脂肪吸引や余った皮膚の切除といった手術が必要となる病的肥満になってしまいます。

そうならないうちに対策を講じて、健康的な体型を取り戻す必要があります。肥満を予防し、治療するには何が大切なのでしょうか。

有酸素運動

ジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動はダイエットに最も効果のある運動と言えます。

人間の身体は長時間に渡って有酸素運動を行うと、血中のブドウ糖から内臓脂肪に筋肉を動かすエネルギー源が切り替わるようになっています。

この性質を利用して脂肪を燃焼させて肥満を解消するのが目的です。
また、筋肉トレーニングも肥満解消に有効です。

筋肉量を増やすことで基礎代謝が向上し、カロリー消費量の上昇も見込めます。

食事習慣の見直し

肥満の原因である内臓脂肪は、食事によって取り込まれ消費し切れなかった脂肪や炭水化物・糖分によって増加します。
つまり、食事量を抑えることで肥満の改善は可能ということなのです。

しかし、一つの食品だけをとり続けるダイエット法などは栄養バランスが悪く、健康を害する恐れが強いのです。

肥満解消に大事なのは「満腹感を得られるようよく噛んで食べること」と「栄養バランスを考えた献立にすること」です。

動脈硬化のリスクを上げる原因について、さらに詳しく読みたい