ストレス・過労・睡眠不足

現代社会において、ハードワークによる過労や睡眠不足、多大なストレスの蓄積は避けがたいものとなっています。 そのため、働き盛りの中高年層がストレスや過労を原因とした病気に悩まされていることが社会問題となっています。
ここでは、ストレスや睡眠不足、過労が動脈硬化に与える影響について解説していきます。

ストレスや過労が動脈硬化を促進させる?

日常生活において、疲れやストレスはどのような場面でも発生するものです。
ストレスや疲れを取り去る為にも休暇は必要不可欠なものですが、所属している組織によっては休暇を取ることを許さないこともしばしばです。

そういった組織に所属している人は過労や過度のストレスに悩まされ、動脈硬化の発病リスクが増大する傾向にあります。

ストレスの影響

「ストレスは万病の元」と言われるように、精神的な負荷であるストレスは精神面だけでなく肉体面にも大きな影響を及ぼします。
特に、多大なストレスが掛かることを原因の一つとする自律神経失調症は、動脈硬化の発症に深い関わりを持っています。

自律神経失調症は血行や消化などの無意識の身体の働きを司る自律神経を乱れさせる疾患で、高血圧を症状の一つとして持っています。
また、ストレスの蓄積そのものは身体の免疫機構を弱らせて病気に罹りやすくする働きがあります。

このように、ストレスを溜め込むことは健康を害することそのものであるといえます。

過労の影響

近年の不景気の影響からか、長時間の残業を社員に行わせる企業の増加が問題視されています。
ひどい時には一ヶ月の残業時間が200時間を越えるケースさえあり、過労による急逝やうつ病の発症など様々な健康被害を引き起こしています。

このような会社主導によるオーバーワークは、対応する為に睡眠時間や休日を返上して時間を捻出しなければならない場合がほとんどです。

そのため、健康に気を使っていても身体と精神が付いてこないことも多いのが現状なのです。

睡眠不足の影響

深夜テレビ番組やゲーム・レンタルビデオなどの普及によって、「夜型人間」の増加が問題視されたのも一昔前のことで、現在では平日・休日問わず夜更かしする生活スタイルの人もそう珍しいことではなくなっています。

しかし、睡眠不足は動脈硬化の発病リスクを上昇させる原因の一つでもあるのです。

最近の研究では、平均睡眠時間が5時間未満の人27%に動脈硬化の兆候が見られ、5~7時間の人は11%、7時間以上の人は6%と言うように睡眠時間を充分に取っている人ほどリスクが少なくなっています。

対策

ストレスや過労などからの動脈硬化発病のリスクを低減するには、生活内容を見直して少しでも多くの休息を取れるようにするのが最善と言えます。
特に、睡眠は身体の疲れを癒すためにも重要です。

寝る前には身体を暖かくし神経を解きほぐすホットミルクを飲むなど工夫をして、早めに寝付けるようにします。
睡眠さえしっかり取っていれば過労から来る疲れも軽減できますし、ストレスに晒された神経も緩和されます。

ストレスが溜まっていると感じる場合は、スポーツなどで定期的に発散するように心がけましょう。

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