飲酒・喫煙

「酒は百薬の長」「酒は百害の長」などという言葉があるように、飲酒や喫煙などの嗜好習慣は健康に強い影響を与えます。
特にタバコは動脈硬化だけでなく肺がんなどのリスクも高めてしまう性質を持っています。
ここでは、飲酒・喫煙と動脈硬化の関係を中心に解説していきます。

飲酒や喫煙と動脈硬化の関係について

成人から許される飲酒や喫煙は、健康に悪影響を与える高い可能性を持っています。
だからこそ自分で責任が取れる大人になってからと法律で定められているのです。

しかし、大人になったからといって健康面のリスクを必ず回避できると言うわけではないのです。

飲酒の影響

飲酒は仲間同士のつながりを確認する為の道具であると同時に、ストレス発散の為の手段であると言えます。
しかし、「酒は百害の長」というように飲み過ぎは肝臓に多大な負担を掛けます。

アルコール成分の分解は肝臓によって行われますが、飲みすぎると肝機能の限界を越えてしまい、肝硬変などの病気の原因になります。

肝臓はアルコールだけでなく代謝活動にも深く関わる為、動脈硬化を含む様々な病気の原因になってしまうのです。

適度な飲酒は身体に良い?

「酒は百薬の長」という言葉があるように、適度に飲酒すれば健康を増進させる薬にもなります。
お酒には血行促進効果があり、冷え性などに効果的です。
しかし、飲みすぎれば高血圧の原因になってしまいます。
最近の研究では、日本酒には善玉コレステロールを増やすことがわかっており、適正量を守った飲酒は動脈硬化の予防に効果があるともいわれています。

喫煙の影響

タバコの喫煙はストレスやイライラを抑えるなど、精神面に作用する効果があります。しかし、肉体面ではあまり良い影響を与えるものではないのです。

タバコに含まれるニコチンやタールは、血行の悪化や発がん性があり肺がんの発病リスクを増大させてしまいます。
タバコが燃焼する際には一酸化炭素が発生し、赤血球の酸素運搬能力を低下させてしまいます。

また、喫煙することによって悪玉コレステロールが増加してしまうというデメリットもあります。

フリーラジカルの影響

近年、注目されているのがフリーラジカルという物質の働きです。
フリーラジカルとは、「物理的に不安定で、他の物質と反応しやすい原子や分子」のことを言います。
代表的なフリーラジカルとしては、老化の原因となる活性酸素があります。
フリーラジカル物質が血管内に侵入すると血管の内膜組織を損傷させ、悪玉コレステロールを酸化させてしまいます。
酸化した悪玉コレステロールは血管内を相似するマクロファージをアテロームに変化させ、動脈硬化の原因になってしまうのです。

対策

飲酒・喫煙による動脈硬化の予防には、禁酒・禁煙が最も有効な対策となります。

飲酒はしてもコップ二杯以下に抑えるよう節度を持って行うのが健康に最も良いといえます。

喫煙習慣が長くても、禁煙を長期間続けていれば肺機能も回復し動脈硬化のリスクも減少していきます。

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