原因・食事

身体を作り維持する食事の乱れは、健康の乱れに直結しています。塩分過多は高血圧を招き、糖分の取りすぎは高血糖に繋がります。
そして、食事や栄養バランスの乱れは動脈硬化の原因ともなるのです。
どのような食事が動脈硬化の発病に関わっているのかについて解説していきます。

食事と栄養バランスの乱れが動脈硬化を生み出す?

バブル経済の絶頂期であった1980年代末から、日本は「飽食の時代」を迎えました。
古代の王侯貴族ですら望めなかったような世界の美味を居ながらにして味わえ、好きな時に好きな食べ物でお腹いっぱいに出来るという贅沢な食文化を感受できる時代の始まりです。

しかしその一方で、栄養バランスや食事のマナーが省みられなくなったのも事実です。

偏食と病気の関係

食生活が豊かになるということは、食べたいものを好きな時に食べられるということでもあります。
つまり、食卓に並ぶ料理の選択肢の増加と同時に偏食の加速化を招いていたのです。

食べ物の好き嫌いは誰にでもあるものですが、好きなものだけを食べるようにしていると栄養バランスの偏りは大きくなります。

身体が必要としている栄養素を充分に摂取できないと、身体の様々な機能が働きにくくなり病気に罹りやすくなってしまうのです。

偏食による食事のバランスの乱れ

偏食を続けることは、本当に身体が必要としている栄養を取りこぼすことそのものです。

偏食によって発生する食事バランスの乱れはどのようなものがあるのでしょうか。

塩分過多

食事の楽しみの一つは味を楽しむことです。
特に適度な塩味は旨味と相まって美味しさを強めてくれます。
しかし、塩分の取りすぎは高血圧を招き動脈硬化の原因にもなってしまいます。

しっかりと出汁をとるなどして旨味成分を強くしていれば塩の消費量は少なく出来るのですが、化学調味料に頼りがちな調理だと塩の使用量が多くなってしまうのです。

良質なタンパク質不足

身体を作る栄養素であるたんぱく質は、体内でアミノ酸に分解されて利用されます。
アミノ酸はたんぱく質の分解だけでなく食品からも摂取され、必要な量を確保しています。

しかし、身体に必要なアミノ酸を効率よく摂取するためには肉や魚だけでなく野菜や果物も摂取しなければなりません。

偏食をしていると良質なたんぱく質と言われるアミノ酸が不足してしまうのです。

動物性脂肪分

偏食の原因となるハンバーガーなどファストフードには、動物性脂肪分が豊富に含まれて居ます。

動物性脂肪分は摂取しすぎると悪玉コレステロールの増加を招き、動脈硬化の遠因となってしまいます。

卵やマヨネーズも摂取しすぎるとコレステロールの増加させてしまいます。

糖分過多

炭水化物や糖分は脳や筋肉のエネルギー源として重要な栄養ですが、甘いものの食べすぎによる糖分過多は高血糖の原因となり、糖尿病に繋がる恐れがあります。

甘いものは疲れを取るのに効果があり適量を守れば健康に良いといえますが、食べやすさから過剰摂取してしまうことも多々あるのが難点といえます。

野菜不足

偏食によって発生する問題として最も重要なのが野菜不足です。
野菜には身体の調子を整えるビタミンや腸を綺麗にする食物繊維、植物性のたんぱく質や脂肪分など身体を維持する上で大切な栄養分が豊富に含まれています。

ビタミンの不足は肌荒れや傷の治りを悪化させる原因となってしまいます。
食物繊維の不足は便秘を引き起こし、動脈硬化を引き起こす恐れがあるのです。

原因をもたらす生活習慣について、さらに詳しく読みたい