有酸素運動

有酸素運動は、ダイエットにおいて信頼性の高い方法の一つと言えます。
運動時間が短くても毎日を行えれば充分な効果が見込め、健康増進にも役立ちます。
ダイエットだけでなく動脈硬化の改善にも効果があるという有酸素運動の仕組みと種類などについて解説していきます。

有酸素運動による動脈硬化の改善

健康を維持するには、毎日適度な運動を続けることが大事です。
しかし、「運動不足を解消しよう」と考え運動を始めた人の多くは身体の限界を考えないスケジュールや運動内容を決めてしまいがちで、三日坊主に終わることもしばしばです。

動脈硬化の改善に効果のある運動である有酸素運動を始めるに当たって、どのような点に注意していけばいいのでしょうか?

脂肪燃焼の仕組み

運動することが脂肪の燃焼に繋がるのは、身体を動かすエネルギーの仕組みによるものです。

食事で取り込まれた脂肪分は分解され中性脂肪となり血液中に蓄えられます。
中性脂肪はリポタンパクリパーゼという酵素の働きによってグリセリンと遊離脂肪酸に加水分解されます。
遊離脂肪酸は脂肪細胞に送り込まれ体脂肪となります。

運動すると血中のブドウ糖が優先的に消費され、やがてエネルギー不足を起こしてしまいます。
血中のブドウ糖が減少するとホルモン感受性リパーゼと言う酵素が分泌され、リポタンパクリパーゼとは逆に脂肪細胞から中性脂肪を取り出しブドウ糖の再合成の為の原料供給を行ないます。

なぜ有酸素運動が良いのか?

有酸素運動がダイエットに効果があるのは、運動の内容が大きく関わっています。
運動には有酸素運動と無酸素運動の二種類があります。

有酸素運動はマラソンなど時間を掛けて行う持久力が関わる運動で、無酸素運動は100m走やウェイトリフティングのような短時間で最高のパフォーマンスを行う瞬発力が関わる運動です。

体脂肪からエネルギーを取り出すホルモン感受性リパーゼは、最低でも15分以上の運動を続けることで分泌される性質を持っています。

無酸素運動は短時間のうちに結果を出す競技が多く、血中のブドウ糖や筋肉が蓄えているグリコーゲンだけで必要なエネルギーを賄えてしまうため、脂肪燃焼には向いていないのです。

脂肪燃焼以外の効果

有酸素運動は脂肪燃焼以外にも健康によい効果があります。
運動を行うことは動脈の伸縮性を向上させ血圧低下の効果があることが判ってきています。

運動中は血圧が上昇するものの、それを補って余りある効果といえます。
運動を続けることは心肺機能の改善をもたらし肺の酸素交換機能や心筋の発達といった効果を発揮します。

主な有酸素運動

有酸素運動に分類され、すぐにでも始められる運動には「ジョギング」「ウォーキング」「水泳」「サイクリング」があります。

ジョギングやウォーキングの場合、体温を一定に保つ為のウェアや汗を拭くタオル、足を痛めないためのシューズなどを揃えるのが良いでしょう。

サイクリングはスポーツジムにあるようなエアロバイクでも構いません。

長く続ける為には?

有酸素運動を長く続けるためには、目標の設定が重要です。
目標を決める際に注意したいのは「距離を目標にしない」ことです。

距離を目標にすると、少しでも早く目標を達成したいという心理が働き、ペースが上がり時間を掛けられなくなるからです。

有酸素運動は時間を掛ければ掛けるほど効果が上がるので、継続時間を目標にするのが大事です。